CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< January 2019 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< クリスマスセールやります! | main | フランスのレシピ本 >>
北フランスの人たち
0

     

    私が長く住んでいた町は、パリより200キロ超北に進んだ、ベルギー国境にほどちかい場所にあります。

    海に囲まれた日本という国に住んでいると、国境というものになじみがありませんが、フランスーベルギー国境・・佐賀と福岡の県境に毛が生えた感じです。

    EUになる前は国境警備がいたのでその名残のようなものはありましたが、今はもうそれすら取り壊されています。

     

    ここからは私個人の主観と、住んでいたときの肌感覚なのですが、北の人というのはまじめで暖かくていい意味で田舎くさい。

    わたしがまるでホームシックにならなかったのは、ひとえにこの地に最初に住んだからだと思っています。

     

    フランス人的には、

    南仏=太陽、海、ヴァカンス・・・パラダイス!

    北仏=かわいそうに、あんなとこ?、雨しかないんでしょ?太陽って知ってる?、芋とビールばっか?

     

    10年ほど前にフランス国内で爆発的大ヒットになった映画「Bienvenue chez les Ch'tis(ようこそシュティの町へ)」という映画はまさに北フランスが舞台でした。

    あらすじは、南仏の郵便局長が北フランスの田舎町に転勤が決まったものの、奥さんから「あんなとこなんか絶対に嫌!」と言われ泣く泣く単身引っ越していき、最初は田舎くさくてダサい住人とすったもんだもあったけど、最後は土地の人との素晴らしい友情や交流が生まれ、今度は後ろ髪をひかれながら泣く泣く転勤のためにこの地を離れる・・というおはなし。

    地元の大スター・ダニエル・ブーンが出演の、いつも田舎者呼ばわりされる北フランス人にスポットライトが当たった映画で、わたしも好きすぎてDVD買ってしまいました。

    ちなみにCh'tiというのは北フランス(フランス六角形の先端あたり)の人々をさす感じです。

     

    立地的なものは致し方ないので慣れるしかありません。

    雨にも年がら年中の曇天にも慣れました。

    おかげで日本の猛暑すらありがたいと思えるほど、太陽への感謝の気持ちがいまだにあるほどです。

    しかし土地の人たちの人柄というのは、何物にも代えられない。

    異国の地で何か障害にぶつかりくじけそうになったとき、プライベートなことで落ち込むことがあったとき、数々の場面で支えてもらいました。

    だからこそ、自分自身も何かあったときには相手の役に立ちたい思いが強くなり、お互いの信頼関係の礎になっていったように思います。

    そのうえ一番わたしが心地よかったのは、人間関係の距離感のとりかた。

    どんなに親しくなっても決して相手の領分には必要以上に入ってこない。

    興味本位だけであれこれ干渉しない。

    フランス人の「プライバシーを大事にする」というのはこういうことなんだなとしみじみ思いました。

     

    余談ですが、着るものを見ると国民性がわかるなあと思ったのは・・

    -8月でも自分が寒いと思ったらダウンジャケット着用

    -自分が好きだと思ったら年中革ジャン

    -太陽が出たら3月でも腹だしタンクトップ

    というわけで、周囲の目を全く気にすることなくファッションを楽しめます〜

     

    上の写真は私が住んでいた町の何かのお祭り(なにかは忘れました・・)、市役所前広場です。

     

    | フランスのはなし | 14:02 | comments(0) | - |
    コメント
    コメントする